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パン粉を利用したフライ食品は、明治時代に西洋文化とともに西欧より取り入れられ、日本で発展した日本式の洋食であり、フライ料理の源は、ドイツ料理のウインナーシュニツエルと言われています。欧州ではかって油脂は貴重品であったため、油で揚げる料理は少ないのですが、ウインナーシュニツェルは牛肉を薄くのばし、パンを砕いたものをまぶし、油をひいた鍋で焼く料理です。これがビーフカツになり、トンカツに発展したと言われています。
このようにフライ食品に使用されるパン粉は、明治時代パンを砕いて肉、魚等に付け天ぷらの様に揚げた物が洋食店のメニューなどにのり始めました。その後徐々に市民の中に浸透しはじめ明治40年には、丸山寅吉と言う人によってパン粉専業の製造販売業者が誕生致しました。 その後パン粉を付けた食品が普及するにつれパン粉メーカーの数も増えました。 戦後、食生活の洋風化に伴い口当たりの軽いソフトなパン粉が作られるようになりパン粉はトンカツ、えびフライ、かきフライなどの衣として中身の素材のうまみを引き出し、外国にはない日本式洋食の代表的なものになりました。 この料理法が、パン粉付けをして冷凍する冷凍食品に発展し、調理加工食品、外食産業などに用いられ、パン粉の消費量も増えてきました。また、パン粉はフライの衣として利用されるだけでなく、ハンバーグ、ミートボール、コロッケなどの練り込み用として利用され、これらの食品の品質向上に利用されています。日本のハンバーグ類の風味が優れているのは、パン粉の練り込みにあると言われています。
パン粉は、パンを粉砕し、粒子を揃えたものであり、フライなどの衣やハンバーグなどの練り込み用に使用され、素材の食味を引き立たせます。
原材料は、小麦粉、イースト、塩、糖類、油脂、イーストフードなどですが、パン粉は原材料、粒度、焼き上げ方法、乾燥度などによって多くの種類に分けられます。 @ 生パン粉 パンを規定の粒度に粉砕したもので、水分が30〜35%含まれているので食感のソフトさが好まれます。手作り風に粒度の粗いものが多く、2〜3メッシュ・のものもでています。普通の白生パン粉のほかに、色素を加えたカラーパン粉、ミックス生パン粉も有ります。 A 乾燥パ.ン粉 パンを粉砕、乾燥、整粒したもので、水分11〜13%あり、保存性、作業性が良い。乾燥パン粉には、普通の白パン粉のほか、カラーパン粉、ミックスパン粉、ブレッダーパン粉などがあります。 B セミドライパン粉 利用者の要求に合わせて水分の調整をしたパン粉で、業務用に使用されます。水分は、18%,22%,28%などで、食感と作業性を重視したものです 生パン粉の食感に近く、機械付け作業も可能という条件を満たしたも のです。 C カラーパン粉 生地を作る際に着色料を添加して焼き上げ、粉砕、乾燥、整粒したもので、揚げ色が良く、退色しにくく、長時間ショーケースなどに陳列しておいても、揚げ色が変わらないなどの特徴があります。 D ミックスパン粉 ミックスパン粉は、白パン粉とカラーパン粉を任意の割合でミックスしたものです。 E ブレッダーパン粉 硬めの生地をロ−ルで帯状に伸ばし、連続してオーブンと高周波で加熱、焼成したアメリカタイプのクラッカーパン粉です。 F 赤パン粉 食パン又は調理パンの耳を選別、粉砕、乾燥、整粒したもので、大部 分がハンバ−グなどの練り込み用に利用されます。
主な方法としては、焙焼式と電極式があり、このほかに高周波を利用したクラッカータイプのパン粉の製造方法があります。
焙焼式は、オーブンでパン生地を焼成する方法で、パン生地の製法に原材料を一度に加えて練り上げる直捍法と、原材料の一部を発酵させて中種を作る中種法があります。 電極式は、直捍法でパン生地を作り、これを両端に極板を取り付けた容器に入れ、 200Vの電流を通じ加熱、焼成する方法です。 資料:焙焼式と電極式の比較
パン粉を選ぶ場合は、次の点に留意します。
@ 包装が完全なこと。 A 白パン粉は色が白いこと。 B 粒子(目立ち)が整っていること。 C やわらかく感じること。 D 揚げ色がきつね色で美しいこと。
乾燥パン粉は、吸湿しやすいので、高温・多湿の場所を避け、清潔で乾燥した風通しの良い場所に保管すること。また、虫を呼びやすいので、ほかの虫のつきやすい食品と同じ場所に置かないこと。 生パン粉、セミドライパン粉はなるべく1回で使いきれる量を購入すること。保存する場合は冷蔵庫に保管し、早めに使用すること。 パン粉の賞味期間
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